統計的品質管理導入支援事業
製造を営む企業にとって、その生産工程管理は極めて重要な課題です。不良品の撲滅や経費の削減、生産効率のアップ、無駄の排除等に統計学的品質管理手法が幅広く取り入れられております。
統計的品質管理は、第二次世界大戦中に大きな発展を遂げました。それは、武器、弾薬、トラック、戦車、航空機、電子機器など要求されるあらゆる軍事物資の大量生産を、可能な限り低コストで品質良く製造するために、統計的なサンプリングや品質管理チャートの利用が促進されて来たためです。第二次世界大戦以来、これらの統計的手法は、さらに洗練され先鋭化されて来ています。また、過去十数年間におけるコンピュータの普及は、これらの技術の利用範囲を拡大して来ました。第二次世界大戦は、事実上、日本の生産能力を破壊しましたが、日本は古い製造方法を再構築するのではなく、全体的な新たな復興計画に重点を置き、その支援のため統計的品質管理の専門家である米国農務省のデミング博士の援助を求めました。日本における一連の品質管理セミナーにおいて、彼はデミングの14ポイントとして今日知られている品質管理哲学を普及させ、その後の日本の奇跡的な復興の大きな原動力となりました。
彼はまた、デミングの教えを受けた日本製品が世界を席捲する一方で、欧米の経営者は良いニュースにしか興味をもたないことを指摘しました。良いニュースは改善の機会をもたらさないが、悪いニュースは、新製品のためにドアを開き、会社の改善を可能にするという事を日本は実践したと評しています。
さて、品質管理において用いられる問題解決法は以下の8段階から構成されます。
この8段階で用いられる統計的手法として、以下の品質管理(QC)7つ道具があります。
本研究所はデミング博士の教えを礎として、足立区及びその周辺地区域の中小・零細企業様の競争力強化のために、QC7つ道具の利用法を通じて、統計学的品質管理手法の導入・普及を支援するサービスを行っております。
企業としての競争力の強化にお役立てください。