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2016.11.29
日本計算機統計学会第30回シンポジウムが沼津市で開催されました。

1987年に発足した日本計算機統計学会は今年30周年を迎え、記念となる第30回シンポジウムが沼津市のプラザ・ヴェルデで1124日・25日にファイザー株式会社の河合統介氏を実行委員長として開催されました。発表演題数は60題、さらに2つの特別講演が行われ大変盛況なシンポジウムとなりました。

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会場入り口のシンポジウム案内

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会場風景

24日の夕方にはシンポジウム参加者による懇親会が沼津港近くの海鮮料理店で開催されました。また、懇親会に向かう途中で富士通株式会社の沼津工場見学が盛り込まれ、1960年代から今日に至る富士通の計算機の歴史に触れる機会が設けられました。同工場の池田記念室では世界最古級の稼動するコンピュータFACOM128B(国産初のリレー式商用計算機FACOM128Aの機能強化版として1959年(昭和34年)製造)の実演も見学しました。

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http://www.fujitsu.com/jp/about/plus/museum/ikeda/exhibition/facom128b/index.html

展示室には、山下英男氏らが開発した1951年製造の統計分類集計機、1980年製の日本語ワードプロセッサの富士通第一号モデルであるOASYS1001981年製のFACOM9450FM-8、1989年製のFM TOWNS1985年製のFACOM M-780などを含め数多くの富士通の歴史を彩るなつかしい製品群が展示されていました。

1124日には特別講演として、静岡県沼津市出身の元サッカー選手でアテネオリンピック日本代表監督でもあった山本昌邦氏の「心をつかむ人材育成術」と題した講演が行われました。

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山本昌邦氏 http://jscs.jp/sympo/30/?page_id=17

また、25日には「スーパーコンピュータ「京」を使った最先端の天気予報アンサンブルデータ同化研究」と題して、理化学研究所計算科学研究機構 データ同化研究チームのチームリーダーをされている三好建正氏の特別公演が開催されました。

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三好建正氏 http://jscs.jp/sympo/30/?page_id=17

最後に、今後も同学会が末永く発展されることを祈念しております。