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2017.10.17
日本計算機統計学会第31回シンポジウムが11月に開催されます

 日本計算機統計学会の第31回シンポジウムが2017年11月16日(木)‐17日(金)の日程で、下川敏雄先生を実行委員長として和歌山県立医科大学紀三井寺キャンパスで開催されます。会場は、松尾芭蕉ゆかりの和歌浦に面しており、非常に綺麗な夕日を見ることができ、少し足を延ばしますと、白浜温泉などの観光地も楽しめるとのことです。

 

日本計算機統計学会第31回シンポジウム会場

和歌山県立医科大学 紀三井寺キャンパス

〒641-8510 和歌山県和歌山市紀三井寺811-1 

 

ロゴ

img01 

http://sports.geocities.jp/wmuttc/

 

シンポジウムのHPで下川先生より紹介いただいている和歌浦は、元々若の浦と呼ばれていたそうです。聖武天皇が行幸されたときに、お供をしていた山部赤人が

若浦爾 鹽滿來者 滷乎無美 葦邊乎指天 多頭鳴渡

(若の浦に 潮満ち来れば 潟をなみ 葦辺をさして 鶴(たづ)鳴き渡る)

と詠んだ景勝地でおり、この歌は『万葉集』に収められているとのことです。

 

和歌の浦

360

http://www.nwn.jp/old/kakokizi2009/20090718/360/360do16.html

 

また、俳聖松尾芭蕉が、貞享五年(1688)にこの和歌の浦を訪れた際に詠んだ俳句

「行春(ゆくはる)にわかの浦にて追付(おいつき)たり」

も有名な句で、現地には句碑が建てられているそうです。

さらに、松尾芭蕉は紀三井寺を訪れた際にも素晴らしい句を詠んでいます。

「みあぐれば さくらしもうて 紀三井寺」

せっかく桜の名所として有名な紀三井寺に来たのに見上げてみると桜は散っていたという思いを詠んだ句で、これも句碑が建てられています。

松尾芭蕉の句碑

http://www.kinokuni-sanka.jp/modules/landscape/index.php?lid=972

 

さて、本シンポジウムのURLは下記のとおりです。参加を予定されていない方も是非参考にしてください。

http://jscs.jp/sympo/31/

 

シンポジウムの目玉である特別講演セッションは、初日の13 :20-15 :20に下記3演題が予定されています。

■時間依存性要約ROC 解析によるバイオマーカーの評価

  服部 聡(大阪大学 医学専攻情報統合医学(医学統計学))

■産学連携全国がんゲノムスクリーニングプロジェクト「SCRUM-Japan」

  野村尚吾(国立がん研究センター)

■「患者中心」で臨床試験のデータを考える ~PRO(Patient Recruitment Organization)の立場から~

  牧 大輔(株式会社クロエ PRO 事業推進本部長)

 

いずれも著名な先生のご講演で大変興味深いものと思います。

 

それでは、日本計算機統計学会第31回シンポジウムのご盛況を祈念しております。

 

日本統計技術研究所(Japan Institute of Statistical Technology:JIOST)

代表 医学博士 大槻成章

Shigeaki Ohtsuki, Ph.D.